革のクリーニング方法について(レザーソープの使い方)

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今年の8月につけてしまった水ジミが全く消えず、何とかならないのか??

今回はレザーソープを使って落とせるのか?落とせないのか??試してみました!

分かりやすく洗浄の仕方とレザーソープの使い方を解説しますので、チェックしてみてください。

使用しているのは当店のミニマムウォレットです。

ちなみにこちらの財布について、未使用から今日に至るまでの経年変化も こちら に掲載しているので、気になる方は合わせて見てもらえたらと思います。


※ミニマムウォレット002の商品概要はこちら

ちなみに、こちらの財布は当店では販売していないカラーなのでご注意ください。


まずは、クリーニング前の写真です。

洗浄前の画像001:5カ月前に付けた水ジミが消えずに残っています
クリーニング前の画像001:5カ月前に付けた水ジミが消えずに残っています
洗浄前の画像002:水ジミの他も汚れが目立ちます
クリーニング前の画像002:水ジミの他も汚れが目立ちます
洗浄前の画像003:水ジミの拡大写真です
クリーニング前の画像003:水ジミの拡大写真です

では、ここから本題に進みます!!

準備するもの:レザー用の洗剤、スポンジ、霧吹き(中身は水です)
準備するもの:レザー用の洗剤、スポンジ、霧吹き(中身は水です)

準備するものは・・・

  • レザー用の洗剤(レザーソープ)※【M.モゥブレィ】レザーアンドサドルソープ を使用)
  • スポンジ ※レザーソープに付属していないので用意が必要です。
  • 霧吹き(中身は水です)

①クリーニング手順について

クリーニング手順001:霧吹きで水をまんべんなく吹き付けスポンジで馴染ませます
クリーニング手順001:霧吹きで水をまんべんなく吹き付けスポンジで馴染ませます
クリーニング手順002:水を染み込ませたスポンジにレザーソープをつけて泡立たせ、革の表面を優しく擦り、洗浄します
クリーニング手順002:水を染み込ませたスポンジにレザーソープをつけて泡立たせ、革の表面を優しく擦り、洗浄します
クリーニング手順003:水分泡が革全体に行き渡るように丁寧に洗浄します
クリーニング手順003:水分泡が革全体に行き渡るように丁寧に洗浄します
クリーニング手順004:レザーソープは洗い流すのではなく、ティッシュペーパー等で優しく拭き取って、作業は完了です
クリーニング手順004:レザーソープは洗い流すのではなく、ティッシュペーパー等で優しく拭き取って、作業は完了です

一番のポイントはスポンジの泡立たせ方です。

スポンジは濡らした後、硬めに絞ってからレザーソープをつけましょう。

少ない水分でしっかり泡がたちます。

あとはゴシゴシやらずに優しく撫でる感じで洗浄していきます。

仕上げは泡をふき取るのみです。

この時にレザーソープってすごいと感じます!!

物凄いしっとりした仕上がりになって、革に良さそうな感じがします。

レザーソープってすごい!!

この作業、短時間でやった方がいいのかもしれませんが、自分は割とじっくり洗浄しました。


②クリーニング後の様子

洗浄後の画像001:洗浄後は水が染み込んで変色します
クリーニング後の画像001:洗浄後は水が染み込んで変色します
洗浄後の画像002:内側も洗浄したので、水が染みてしまっています
クリーニング後の画像002:内側も洗浄したので、水が染みてしまっています
洗浄後の画像003:水ジミ部分ですが、結構薄くなりました
クリーニング後の画像003:水ジミ部分ですが、結構薄くなりました

結局、しっかりと水が染み込んでしまいました。

でも、レザーソープの成分のせいかしっとりしていて安心感があります。

この後は乾燥させるだけなのですが、絶対にドライヤーを使用したり日向で乾かしてはいけません。

急いで乾かすと縮んでしまうので注意です。

部屋の常温でじっくり乾かします。

この財布は革の厚さが1.1mmで、完全に乾くのに7時間くらいかかりました。

ちなみに、この段階では水ジミが若干残っていますが、徐々に馴染んで目立たなくなっていきました。


③5時間程度乾燥させた時の様子

洗浄後5時間後の画像001:室内乾燥5時間ほど。ほぼ乾いた時に撮影しました
クリーニング後5時間後の画像001:室内乾燥5時間ほど。ほぼ乾いた時に撮影しました
洗浄後5時間後の画像002:内側の方が乾燥している様子がわかります
クリーニング後5時間後の画像002:内側の方が乾燥している様子がわかります
洗浄後5時間後の画像003:水ジミが馴染んでほぼ消えました。せっかくだったので、ロゴも打ち直しました
クリーニング後5時間後の画像003:水ジミが馴染んでほぼ消えました。せっかくだったので、ロゴも打ち直しました

5時間後の様子ですが、少し生乾きです。

ロゴが少しボヤっとしたのでもう一度打ち直ししました。

これは気にしない人は気にしないだろうなっていうところです。

問題の水ジミはほぼ無くなり大成功の予感。

質感はツヤが無くなり、張りが出て、色味以外は新品に戻った感じです。

④乾燥後に専用オイルを塗布して完成です。

ミニマムウォレット002(クリーニング後1/6)/レザーソープで洗浄した後、専用オイルを塗布しました
ミニマムウォレット002(クリーニング後1/6)/レザーソープで洗浄した後、専用オイルを塗布しました
ミニマムウォレット002(クリーニング後2/6)/ツヤは全くなくなりましたが、使用していればまたツヤが出てきます
ミニマムウォレット002(クリーニング後2/6)/ツヤは全くなくなりましたが、使用していればまたツヤが出てきます
ミニマムウォレット002(クリーニング後3/6)/全体的に茶色が濃くなりました
ミニマムウォレット002(クリーニング後3/6)/全体的に茶色が濃くなりました
ミニマムウォレット002(クリーニング後4/6)/内側も若干茶色が濃くなりました
ミニマムウォレット002(クリーニング後4/6)/内側も若干茶色が濃くなりました
ミニマムウォレット002(クリーニング後5/6)/内側もクリーニングしたので、少し見栄えが良くなりました
ミニマムウォレット002(クリーニング後5/6)/内側もクリーニングしたので、少し見栄えが良くなりました
ミニマムウォレット002(クリーニング後6/6)/水ジミはうっすらと残っていますが、目立たなくなりました
ミニマムウォレット002(クリーニング後6/6)/水ジミはうっすらと残っていますが、目立たなくなりました

結論:レザーソープでのクリーニング は大成功

水ジミはほぼ消えて無くなりました。

何となく、水を革に浸透させてからの洗浄によって、革に水ジミが馴染んだって言う感じかもしれません。

ただ、このレザーソープの使用後の革の質感がしっとりして良くなりました。

また、色味も深みが増し、さらに均一感が出て高級感がでました。

ただし、使用後は一時的かと思いますが、ツヤが全く無くなります。

数日使用すればまたツヤが戻ると思います。