ベジタブルタンニンなめしのめちゃめちゃオイルを多く含んだヌメ革!Wickett&Craig社の「ディップワークハーネス」のタン色を入荷しました。元が厚い革なので、多くはベルト等に使用されている革ですが、sNapunaでは財布用に漉いて「cogatta」「gyutto」の限定仕様に使う予定です。Wickett&Craig社のサイトは下のボタンよりご覧いただけます。英語が苦手な方は翻訳を使って見てみてください!こだわりや質感がわかります。
Wickett&Craigについて
ちなみにWickett&Craig社(ウィケット&クレイグ)はアメリカのペンシルベニア州にある1867 年に設立された世界有数の植物タンナーです。設立時はカナダのトロントを拠点としていましたが、現在ではペンシルバニア州カーウェンスビルを拠点としています。
ディップワークハーネスについて
購入と入荷!
いつもお世話になっている問屋さんで購入させていただきました。実は以前から気になっていた革ですが、価格が国内レザーの1.7〜8倍なので、ちょっと躊躇をしていました。さらに、ディップワークハーネスは入荷が不安定とのこともあり、定番商品として扱うのは難しいと問屋さんにも言われていたのも躊躇した理由です。しかし、入荷が不安定であっても数量限定で作ってみたいと思ったので購入しました。そのくらい国内レザーとは違う魅力のある革です。上の写真は問屋さんの在庫で、厚さ5mmほどのディップワークハーネスです。
5mmほどの厚さを1.2mmに漉いてもらったため、納品まで4日ほどかかりました。
これです!オイルが多く含まれているので茶紙にオイルが滲み出ています!当店では栃木レザーのプルアップを扱っていますが、茶紙に滲み出る感じはないです。この辺がアメリカ産って感じがします!
銀面は艶のないマットな感じですが、オイル・ワックスが滲み出ているせいかなと思います。触った感じも少し湿っている感触がするくらいしっかりオイルが染みていてしっとりしています。
これがプルアップ!折り曲げた箇所の色が薄くなります。革に含まれている油分が繊維の中を移動し、その箇所のみ色が薄くなるこの現象がこれです!もちろん元に戻すと色も元に戻ります。
銀面は写真の感じです。おそらく使っていくうちにツヤが出て色も深みが増すと思います。これが「タン」という色です。茶色でいいじゃんって思った人いるかと思いますが、このタン色とは別に茶色があるんですよ。茶色はもっと暗い色です。焦茶といった感じ。
「ディップワークハーネス」の取り扱いについて
冒頭でお伝えした通り、入荷は不安定なので、定番商品としては扱わず限定商品としてリリースする予定です!
cogattaやgyuttoで数量限定で発売予定となります。
※商品を公開しました。数量限定販売です。