【レザークラフト講座】最低限の道具を揃えるのにいくらかかるのか?/B6情報カードケースを作ってみよう⑤

B6情報カードケースを作るために必要な道具一覧

各ページでバラバラしていたのでまとめます。B6情報カードケースを作ってみよう②B6情報カードケースを作ってみよう③B6情報カードケースを作ってみよう④に掲載した内容のまとめになります。


B6情報カードケースを作ってみよう②より

  • 別たち(オルファ)・・・革の断裁に使います。
    →500円前後
  • プロ用銀ペン(クラフト社)・・・革に裁断線を引くために使います。オイルや消しゴムで消すこともができます。
    →500円前後
  • ヘリ落とし(クラフト社)・・・断裁面の面取り(角の削ぎ落とし)に使います。
    →2,000円前後
  • サンドスティック(クラフト社は5本入り)・・・ヘリを落とした後のヤスリがけに使います。
    →900円前後
  • ウッドスリッカー(クラフト社)・・・断裁面のヘリを取って、ヤスリがけをした後のコバ磨きに使います。CMCを塗って後に磨いていきます。
    →2,000円前後
  • 鉄筆 (協進エル)・・・銀ペン同様に型紙のトレースに使います。私の場合は型紙内に書かれている印(位置)関係のトレースに使っています。
    →600円前後
  • CMC(70g)(クラフト社)・・・革の床面、コバの仕上剤です。粉末状のもので水に適量を溶かして使います。
    →700円前後
  • ガラス板(クラフト社)・・・革の床面にCMCを塗布したあと、ガラス板で磨いてコバを整えます。
    →2,000円前後
  • 美錠抜き4号 (12mm)(クラフト社)・・・ベルトの美錠(バックル)の取り付け穴を開けるための楕円形の穴あけポンチです。
    →2,000円前後
  • 木槌(クラフト社)・・・木のトンカチです。革にポンチで穴あけをしたり、縫い穴を開けたりするために使用します。
    →1,500円前後
  • 定規・・・30cmの定規。100円ショップに売っているもので大丈夫です。
    →100円
  • ビニール板 小 37×38×0.6cm(クラフト社)・・・目打ちやポンチを木槌で打って革に穴を開ける時に下に敷くマットです。私の場合はデスク全体をビニール板にしています。初めてな方は37×38×0.6cmのサイズを購入すると良いと思います。
    →4,000円前後
画像その1:左から別たち、プロ用銀ペン、ヘリ落とし、サンドスティック、ウッドスリッカー、鉄筆、CMC、ガラス板です。
画像その2:左から美錠抜き4号、木槌、30cm定規です。
画像その3:ビニール板 小 37×38×0.6cm(クラフト社)

B6情報カードケースを作ってみよう③より

  • ステッチンググルーバー(誠和)・・・革の縫いしろやボンドを塗る際の塗りしろのガイドを引くことに使用します。
    →2,000円前後
  • ダイアボンド(ダイアボンド工業)・・・ゴムのりです。革の接着に使用します。
    →400円前後
  • ヘラ(クラフト社)・・・ダイアボンド(ゴムのり)を革に塗布するために使用します。
    →100円前後
  • 菱目打ち(クラフト社)・・・革に針穴をあける工具です。菱目になっていることで綺麗な縫い目になります。ここでは5mmピッチの6本ヒシ目打 巾2.5mmを使用しています。
    →1,500円前後
  • 丸ギリ(クラフト社)・・・こちらも針穴をあけるために使用しています。
    →600円前後
画像その1:左からステッチンググルーバー、ダイアボンド、ヘラ、菱目打ち、丸ギリです。

情報カードケースを作ってみよう④より

  • 手縫針 丸針 太 (クラフト社)・・・5本入りで売っています。
    →500円前後
  • ビニモ0番 ダブルロー付糸・・・ビニモで一番太い糸です。
    →1,000円前後
  • ローラー(クラフト社)・・・縫い終わった後にローラーをかけて縫い目を慣らします。また、革に折り目をつける時にも使います。
    →1,000円前後
  • ライター・・・糸のほつれ留めに使います。ビニモのようにポリエステル製の糸の場合にのみ使えます。
    →100円前後
  • シープウール ・・・革にオイルを塗布するときに使います。
    →300円前後
  • ニートフットオイル(フィービング社)・・・このオイルを気に入って使っています。お勧めです。
    →1,000円前後
  • レーシングポニー・・・手縫いの場合両手が塞がるので、レーシングポニーを使って、革を固定します。ピンキリですが、私の場合は5,000円くらいのものを使っています。
    →2,500円〜7,000円
画像その1:左から縫い針、ビニモ0番糸、ライター、ローラー、シープウール、ニートフットオイルです。
画像その2:こちらがレーシングポニーです。

今回の情報カードケースを作るにあたって使ったツールは以上です。ノートカバーやカードケースを作る場合でも同じ要領で製作しますので、これらのツールはほぼ必須です。

一旦全てのツールのおおよその総額を計算してみると・・・概算で30,300円(レーシングポニーを5,000円で算出)となりました。

とはいえ、間引けるツールはありますので、以下にまとめます。

  • ローラー(2,000円前後)・・・こだわりが無ければ必須ではないです。
  • 丸ギリ(600円前後)・・・菱目打ちで代用できます。
  • ヘリ落とし(2,000円前後)・・・ヤスリで丁寧にヘリを落とすこともできます。
  • 美錠抜き4号 (2,000円前後)・・・これは必要ないです。
  • シープウール(300円前後)・・・キッチンペーパー等で代用できます。
  • ニートフットオイル(1,000円前後)・・・こだわりが無ければ製作後にキッチンペーパー等で磨けばいいかもです。

→間引けるツールの総額は概算で7,900円でした!

なので、30,300円ー7,900円22,400円となりました。

概算なので、20,000円〜25,000円くらいの予算があれば、レザークラフトの趣味を持つことができる感じです。

もちろんあとは革も購入しなければなりません。趣味であればホームセンターで売っているケースがあります。革の値段はブランドによってピンキリですが、A4の大きさで2,000円前後で販売しています。

まとめ

このページでは「情報カードケースを作ってみよう」のまとめとして、使用したすべてのツールの紹介と費用について掲載しました。レザークラフトを趣味として始める場合は20,000円〜25,000円(ツール代)+2,000円(革代)で始められます。この金額で「高っ!!」って思った人はやらない方がいいかも!

私の場合、栃木レザーの財布等の製品は10,000円〜20,000円で販売されているので、自分でオリジナルを作るとしたらツールを買って作ってみることは安く感じました。

  • レザークラフトを始めるとしたらツールの総額はおよそ20,000円〜25,000円
  • 革の素材についてはA4の大きさで2,000円前後

今回で「B6情報カードケースを作ってみよう」編は最終回です。最初から読んでくれた方!ありがとうございます。

                       

ハンドメイドの”革製品”を製作・販売しています。当店の商品はすべて良質な栃木レザーを採用しています。